経済指標が予想通りだったのに、なぜか株価が逆方向に動いた…そんな経験はありませんか?
投資の世界では、チャートを読み解く「テクニカル分析」と、経済や企業の状況を評価する「ファンダメンタルズ分析」がよく比較されます。
しかし「違いはなんとなく分かるけど、実際どう使い分ければいいのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。
こんにちは、ニューハウスです!
今回は、ファンダメンタルズ分析とは何か、テクニカル分析との違い、そして実践での効果的な使い方を3つの視点から解説します。
短期トレードにも長期投資にも役立つ内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1. ファンダメンタルズ分析とは?テクニカル分析との違い
ファンダメンタルズ分析とは、企業の財務状況や経済環境などの基礎的な要因から、株式や為替の価値を評価し、将来の値動きを予測する手法です。
例:GDPや失業率などの経済指標、企業のバランスシートに基づく財務データなど。
一方、テクニカル分析は価格チャートからトレンドやパターンを読み取り、将来の値動きを予想します。
代表例:移動平均線、ボリンジャーバンド、MACDなど。
2. ファンダメンタルズ分析が役立つ理由
価格はファンダメンタルズの結果を反映して動くため、経済指標が予想と大きく異なれば、株価や為替は大きく変動します。
そのため、経済や企業の大局観を掴むうえで非常に有用です。
3. ファンダメンタルズ分析の弱点と注意点
① すでに価格に織り込み済み
相場の世界には「知ったら終い」という言葉があります。情報が公表される時点で、すでに市場が価格に反映しているケースも多く、その織り込み度合いを測るのは困難です。
② 売買タイミングが分かりにくい
良い経済指標が発表されたのに株価が下落することもあります。
つまり、ファンダメンタルズ分析は方向性を示すことはできても、具体的なエントリーや利確のタイミングを教えてくれるわけではないのです。
4. ファンダメンタルズ分析の効果的な使い方3選
① 大局観をつかむ
- 金融緩和の発表 → 市場に資金が流れ込みやすく、株価が上昇しやすい
- 増税の発表 → 消費が冷え込み、株価が下落傾向になりやすい
② 重要イベントでの反転ポイント探し
上昇トレンドでも、経済指標や要人発言をきっかけに急反転する場合があります。
最近では「令和のブラックマンデー」が好例。(私も大きな影響を受けました…笑)
③ 長期投資の銘柄選定
企業の業績、業界動向、財務の健全性などを確認することで、中長期的に安心して保有できる銘柄を見つけられます。
まとめ
今回は、ファンダメンタルズ分析とは何か、テクニカル分析との違い、そして活用法を3つご紹介しました。
- ファンダメンタルズ分析は大局観を把握するのに有効
- ただし短期売買のタイミング判断には不向き
- イベント時の反転や長期銘柄選定に活用できる
短期トレード派の方も、長期投資派の方も、ファンダメンタルズ分析を上手に取り入れることで、より精度の高い投資判断ができるでしょう。
それではまた次回のブログでお会いしましょう!
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