ビットコインについてよく聞くけど、難しそうと感じている方が多いのではないでしょうか?実際にビットコインは世界で最も有名な仮想通貨で、アメリカでETFが承認されたことにより、世界的にビットコインの注目度が再び高まっています。しかし仕組みやリスク、将来性を理解している人は少ないです。この記事では、投資初心者の方に、ビットコインの基礎知識から価格が動く理由、将来予想までを分かりやすく解説します。
ビットコインとは?初心者向けにわかりやすく解説
ビットコインとは?
世界で初めて誕生したブロックチェーン技術を基盤とする分散型の暗号資産(仮想通貨)のことです。従来の銀行のように、中央で取引を管理する機関は存在しないのが特徴で、分散型の管理構造によって、システム全体が止まることなく、誰でも透明な取引履歴を確認することが可能です。
またインターネットを通じて世界中どこへでも送金でき、発行上限枚数(2100万枚)があることから「デジタルゴールド」とも呼ばれています。
以下がビットコインの仕組みを理解するためのキーワードです。
- ブロックチェーン
ブロックチェーンは共有された公開台帳のことで、承認されたすべての取引がブロックと呼ばれるデータにまとめられて、ブロックチェーンに記録されています。ブロックに記録されるデータは、取引の日時や送受信者アドレス、取引されたビットコインの数量、前のブロックとのつながりを示す「ハッシュ値」です。
ブロックチェーンの最大の特徴は、データの改ざんがほぼ不可能な点です。仮に1つのブロックデータの内容を変更した場合、その後に続くすべてのブロックのハッシュ値が変わってしまうため、全ネットワークに記録された膨大なデータを一斉に書き換えなければなりません。実際に行うのは不可能であり、ブロックチェーン技術が高いセキュリティを保てる要因となっています。
- トランザクション(取引)
トランザクションとは、ビットコインの送金や受け取りなどのブロックチェーン上で行われる取引のことを指します。大きく分けて、以下3つの要素から成り立っています。
入力…送金元の情報のことで、過去に受け取ったビットコインを利用します。
出力…送金先の情報のことで、受けて側のビットコインアドレスと送付金額が記録されます。
署名…取引が正当な所有者によって行われたことを証明するための電子署名のことです。
ブロックチェーンの最大の特徴は、取引履歴が全ノードに共有されるため、後から改ざんすることはほぼ不可能な点です。また銀行のような中央機関/第三者を介さずに、ユーザー同士(P2P)で直接やりとりすることも大きな魅力です。そしてすべてのトランザクションは公開されており、誰でも内容を確認できることから、高い透明性を実現しています。ただし、実名ではなくアドレスで管理されるため、プライバシーも一定程度保たれています。
完了するまでの流れは、送金データの作成からネットワークへの送信を経てマイナーが承認し、ブロックチェーンに記録される形です。この仕組みにより、中央管理者がいなくても安全で信頼できる送金が可能になります。
- マイニング
ここでいうマイニングとは、コンピュータを使って行う膨大な計算作業のことです。目的は、ビットコインのネットワークを安全に保ち、すべてのトランザクション(取引記録)を正確に処理することにあります。ビットコインは分散型の通貨で、銀行や管理者が存在しないため、取引内容を正しく検証する人が必要です。その役割を担っているのが「マイナー(採掘者)」と呼ばれる人たちです。
マイナーはコンピュータを使って膨大な計算を行い、ブロックと呼ばれるデータのまとまりの中から、特定の条件を満たす正しい答え(ハッシュ値)を探し出します。この競争にいち早く勝ったマイナーが、ブロックチェーンに新しいブロックを追加する権利を得る仕組みです。
新しいブロックを追加したマイナーには、報酬として新しく発行されるビットコインと取引手数料が与えられます。これがマイナーにとっての利益となり、ネットワーク維持の大きな動機です。ただし、ビットコインの発行上限は2,100万枚と決まっており、約4年ごとに「半減期」と呼ばれるタイミングが訪れます。この半減期ごとに新規発行量が半分になり、最終的には新しいビットコインが発行されなくなる仕組みです。
ビットコインのメリット
① 中央機関に依存していない
ブロックチェーン技術によって取引データが世界中のコンピュータに分散管理されているため、ビットコインは政府や銀行などの管理者が存在しません。これにより、透明性と信頼性が高いシステムとなっています。
② リスク回避の資産として最適
ビットコインの発行上限は2,100万枚と決められています。不景気になったときにリスクヘッジのためにビットコインを持つという戦略も取ることができます。
③ 世界中どこでも送金できる
ビットコインは国境を越えて瞬時に送金可能で、手数料も比較的安く済むため、国際送金や海外との取引にも活用されています。
④ 24時間365日取引できる
ビットコインは24時間365日取引可能です。当然休日や深夜でも売買できます。
⑤ 成長余地が大きい
世界的に暗号資産への注目が高まる中、ビットコインは最も認知度が高い通貨です。長期的に見ると、「デジタル資産の基軸通貨」として価値が上昇する可能性も秘めています。
ビットコインのデメリット
① 価格変動が激しい
ビットコインは他の資産に比べて値動きが非常に大きいです。短期間で数十%変動することも珍しくなく、
高値掴みをすると大損する可能性もあります。
② 法的・税制面の不安定さ
仮想通貨の法整備が進んでいないのが現状で、金融庁が認可していない取引所で購入すると法律違反になる可能性があります。必ず金融庁が認可した証券会社で購入するようにしましょう。
③ ハッキング・詐欺リスク
取引所やウォレットがハッキングされ、資産が盗まれる事件も過去に発生しています。また高利回りをうたう詐欺も多いので、「儲かります」といった文言はあまり信用しないようにしましょう。
- 実体経済での利用がまだ限定的
一部の企業では支払い手段として導入されていますが、まだ日常生活で使える場所が少ないです。そのため、実際には投資・投機目的での利用が中心となっています。
今後のビットコイン
これまでの価格の変動
- 長期(月単位)
2010年に開始して以来最初は数ドルからスタートし、2013年に数千ドルに突入、コロナの時期だった2020年には数万ドルまで上昇しました。チャートで見ると、変動は激しいが、長期では成長トレンドが確認できます。

※investing.comのチャートより引用
- 中期(週単位)
2021年の後半から2022年までにかけての大幅な下落は、直近高値を超えられずにダブルトップを形成したことが要因と考えられます。その後2018年の高値ライン(赤線)まで下落し、そこから再度上昇に転じています。その後の流れは以下の通りです。
・2023年11月以降に30000ドルの緑線を上抜け
・上昇トレンドに乗り、再びダブルトップのラインまで上昇
・約7か月間60000ドル近辺で停滞(青線)
※一般的にダブルトップを形成した価格帯でもみ合う傾向
・60000ドルを抜けた後、100000ドルまで一気に上昇
・もみ合い状況(2025年11月4日現在)
※節目の価格はもみ合う傾向にある。現在は史上最高値近辺をもみ合う調整局面

※investing.comのチャートより引用
今後のビットコインの価格
上昇トレンドの中でも急上昇または急下降の期間があります。特に節目(切りのいい数字)の価格や史上最高値を更新したときは調整局面に入る傾向にあります。2025年11月4日で上昇トレンド中の調整局面です。もし購入するのであれば長期保有で、ドルコスト投資法がベストと考えます。
まとめ
ビットコインは発行上限が決まったデジタル資産であり、ブロックチェーンによって管理される透明性の高い通貨です。価格変動の大きさや法整備の遅れなどのリスクはありますが、長期的には成長してきた歴史があり、国境を越えて使える利便性や発行枚数の制限がある「デジタルゴールド」としての価値から、世界的に注目が集まっています。
今後も短期的な上下は避けられませんが、長期視点で少額から積み立てる方法であれば、初心者でもリスクを抑えながら投資を始めることができます。まずは安全な取引所で口座を開設し、小さく試しながら理解を深めていきましょう。

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